こんにちは!白金歯科医院です😊
みなさんは普段、「鼻」で呼吸していますか?それとも「口」で呼吸していますか?
実は、どちらで呼吸しているかによって、免疫力や体の健康状態に大きな違いが生まれます。

今回は、歯科の観点から“鼻呼吸”の大切さを解説します。


鼻呼吸のメリットとは

鼻には「フィルター」「加湿」「温度調整」という3つの働きがあります。吸い込んだ空気を体に適した状態に整えてから肺へ送り込むため、細菌やウイルスの侵入を防ぎ、免疫機能をサポートします。
一方、口呼吸では冷たく乾いた空気が直接喉に入り、免疫細胞が働きにくい環境をつくってしまいます。風邪やインフルエンザにかかりやすい人は、実は「口呼吸」が原因のこともあるのです。


口呼吸が口腔内に与える影響

口呼吸をしていると、口の中が乾燥しやすくなり、唾液の抗菌作用が低下します。すると、

  • 虫歯や歯周病が進行しやすくなる
  • 口臭が強くなる
  • 歯ぐきの炎症が起きやすくなる
    といったトラブルが増加します。
    唾液は「天然のマスク」ともいわれ、口の中を守る重要な役割を担っています。鼻呼吸にすることで、唾液の量や質を保ち、結果的に口腔環境の改善=免疫力アップにつながります。

鼻呼吸を習慣づけるポイント

  1. 姿勢を正す
    猫背やうつむき姿勢は気道を狭め、自然と口呼吸になりやすくなります。背筋を伸ばし、顎を引く姿勢を意識しましょう。
  2. 鼻づまりの原因を解消する
    アレルギー性鼻炎や花粉症などがある場合、耳鼻科での治療を並行することが大切です。
  3. 口周りの筋肉を鍛える
    「舌を上あごにつける」「口を閉じて10秒キープ」など、簡単なトレーニングで口輪筋を強化できます。

歯科からできるサポート

歯科では、口呼吸による歯並びの乱れ、顎の成長バランスの崩れ、口腔乾燥症などを早期に発見できます。必要に応じてマウスピース治療や舌の位置トレーニング指導を行うことで、全身の健康維持に貢献する歯科的サポートが可能です。


鼻呼吸を意識することは、単なる呼吸法の改善ではなく、体の免疫力を高める第一歩です。
「最近口が乾く」「いびきをかく」「朝のどが痛い」という方は、まず呼吸の仕方を見直してみましょう。

良かったら参考にしてみて下さい。

 

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