予防処置

白金歯科医院の予防処置

治療から予防へ

治療から予防へ

日本人は「虫歯になってから治療すればよい」と考えている人が多く、定期的な歯のメンテナンスを受けている人の割合は人口の約5%と言われています。一方、ヨーロッパなどの先進国では、人口の約80%近くの人が定期的なメンテナンスを習慣としています。日本のように虫歯になってから歯を削って治すというのは世界的には遅れていて、多くの先進国では、虫歯の予防意識が高いのです。約90%の人が定期的なメンテナンスに通っているスウェーデンの場合、80歳での残存歯数は平均20本ですが、日本人の残存歯数は平均8本だけです。白金歯科医院では予防のためのメンテナンスを通じて、ご家族の全員が健康な自分の歯で将来もお食事ができるようにサポートしていきたいと思っています。

年齢ごとの予防歯科

お子さま編

お子さま編

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯の原因となる菌がいません。虫歯菌は母親など周囲の大人が赤ちゃんにうつしてしまうことが最も多いです。母親に虫歯がある子どもは、そうでない子どもに比べ、2歳になった時の虫歯の発生率が圧倒的に高くなっています。子どものお口の状態は、その母親の生活習慣や口内の健康状態に影響を受けやすいのです。

0~2歳頃

乳歯が生え揃う2歳前後はまだ歯が弱いため、虫歯に感染しやすく大人が使ったスプーンで食べさせることやうがいのコップを一緒に使うことは、虫歯予防の観点からは控えた方がよいでしょう。特にこの時期は、親自身の口腔内環境を整えて清潔に保つベきだと言えます。歯が生えていない乳児期から授乳後に歯ブラシを持たせたり、安全に歯ブラシをお口に咥えさせて感覚に慣れさせると、乳歯が生えてからの歯磨きを嫌がることが少なくなります。

すべての乳歯が生えそろう頃

乳歯には細かな溝が多くあり、食べかすが溜まりやすくなっています。そこで、乳歯の溝に「シーラント」というプラスチック樹脂をあらかじめ埋めることで食べかすや汚れが溝に溜まりにくくなり、虫歯を予防します。また、3〜4ヶ月ごとに「フッ素塗布」をすることで歯質が強くなり、本来柔らかく溶けやすい乳歯を溶けにくく丈夫な歯にします。

成人編

成人編

年齢を重ねることにより、今まで虫歯になりにくかった方も歯周病にかかりやすくなります。歯周病は複数の歯が一気にダメージをうけることが多いので、次々に歯を失ってしまう怖い病気です。大人になると仕事や私生活で忙しい日々が続いて、口腔ケアがついつい後回しになってしまう方も多いと思いますが、歯科検診に定期的に行く方と、痛いときのみに歯科医院に行き定期検診を受けない方とでは、80歳代での残存歯数が9本も違うと言われています。痛みやトラブルの自覚がなくても定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。

少なくとも半年に1回の定期検診を

自宅で行う歯磨きで汚れは6割しか落ちないと言われています。丁寧に歯磨きをしているつもりでも、歯と歯の間や奥歯の奥など歯ブラシの毛先が届きづらく自己流の歯みがきでは、きちんと汚れを落とすことが難しいのです。当院の定期検診では、虫歯や歯周病の状態の確認や歯のクリーニングを行い、ご自身では落としきれない歯の汚れを丁寧に除去していきます。またお口の状況によってプラークの染め出しを行い、磨き残しを確認し歯みがきの指導を行います。ブラッシングでしっかりと汚れを落とせるような磨き方のコツをお伝えするなど、毎日の歯みがきがより効果的となるアドバイスで歯の健康をサポートしていきます。

セルフケアとプロフェッショナルケア

国家資格を持つ歯科衛生士が、歯を一本一本、PMTCやエアフローを中心に用いて丁寧に磨いていきます。普段の歯みがきでは落としきれない汚れや着色を除去することで審美的にも改善します。バイオフィルム、ステインなども除去でき、定期的なクリーニングで、虫歯や歯周病予防につながります。

ご高齢者編

ご高齢者編

お口の中の健康は、生活の質の向上のためにとても大切です。一方、年を重ねるごとに口腔内のトラブルは多くなっていきます。高齢になってくると唾液の分泌が減り、お口の中に細菌が繁殖しやすくなります。そのため、虫歯や歯周病になりやすく、それが原因で歯を失ってしまう方も多くなります。

誤嚥性肺炎・認知症を予防しましょう

肺炎は、日本人の死亡原因の第3位です。肺炎が原因で亡くなる方の94%が75歳以上で、その多くが「誤嚥性肺炎」と言われています。“誤嚥”とは、唾液や食べ物、胃液などが気管に入ってしまうことを言います。誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液に含まれた細菌が、気管から肺には入り込むことで起きるものです。目覚めている時の誤嚥はむせるので気付きますが、就寝中に唾液を少しずつ誤嚥してしまい肺炎を発症することもあります。
また、歯が抜けてしまっている方は早めに治療されることをおすすめします。咀嚼機能が低下することで、認知機能が低下し認知症を引き起こしやすくなります。

入れ歯を清潔に保ちましょう

入れ歯の使用において、意外とおろそかになりがちなのが毎日のケアです。基本的には、入れ歯は毎日洗浄しなければいけません。就寝前には歯ぐきから取り外し、入れ歯洗浄剤や義歯ブラシを使用して丁寧に洗いましょう。入れ歯は汚れたままにしておくと、すぐにカビが生えてきてしまいます。口内炎やカンジタの原因にもなってしまいますので、トラブルが起きる前にしっかりとした入れ歯のお手入れを習慣にしましょう。

ご自宅でのケアについて

ハブラシの基本

ハブラシの基本

歯ブラシの毛先が広がらない程度に、5~10mmぐらいを小刻みに1本1本丁寧に磨きながら動かしましょう。

デンタルフロスの使い方

フロスの使い方

両手の中指に巻き付けながら長さを調整します。フロスを歯と歯の間に入れて歯の根元から歯垢を取り除いていきます。

歯間ブラシの使い方

デンタルフロスの使い方

自分の歯にあったサイズの歯間ブラシを選び、歯と歯の間にブラシ部を挿入し、ゆっくりと磨いていきます。

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