マウステープは有効?口呼吸改善グッズと歯科的な視点からの注意
こんにちは!白金歯科医院です😊
睡眠中の口呼吸を改善するために「マウステープ」を使ってみようかと考えている方が増えています。SNSやテレビでも取り上げられ、手軽に試せる点が人気ですが、実際に効果はあるのでしょうか?
歯科的な視点から注意点も含めて解説します。
マウステープの役割
マウステープは、寝ている間に唇を軽く閉じるようサポートするテープです。これにより口呼吸を鼻呼吸に誘導することが期待されます。鼻呼吸に切り替えることで、口の乾燥を防ぎ、口臭や虫歯・歯周病のリスクを減らす効果が見込まれます。
期待できるメリット
- 口腔乾燥の予防:唾液の働きが保たれ、細菌の繁殖を抑える
- いびきの軽減:口呼吸による気道狭窄を防ぎ、音を減らす可能性
- 口臭予防:寝起きの強い口臭の軽減につながる
歯科的な注意点
一方で、マウステープは誰にでも有効ではありません。
- 鼻づまりがある人:アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎で鼻呼吸が難しい場合、無理に使うと睡眠の質が下がり危険です。
- 歯並びや顎の形に問題がある人:根本的な原因が解決されず、一時的な対処にしかならないことがあります。
- 皮膚トラブル:粘着テープで唇や肌が荒れることがあるため注意が必要です。
正しく取り入れるために
- 初めて使う場合は、歯科や耳鼻科で口呼吸の原因を確認してからにしましょう。
- 使用中に苦しさや熟睡できない感覚があれば中止してください。
- 市販のマウステープは「通気孔つき」のものを選ぶと安心です。
- 長期的には、舌のトレーニングや歯科的な矯正で根本改善を目指すことが重要です。
まとめ
マウステープは、簡単に取り入れられる口呼吸改善グッズとして有効な場合がありますが、あくまで補助的な方法です。鼻づまりや歯並びなど原因をしっかり確認し、必要に応じて歯科や耳鼻科での治療と組み合わせて活用しましょう。
良かったら参考にしてみて下さい。
白金歯科