こんにちは!白金歯科医院です😊
お子さんが普段から口をぽかんと開けていませんか?実は「口呼吸」の習慣は、歯や顎の発育に大きな影響を与える可能性があります。

今回は、口呼吸が歯並びにどう関わるのか、そして改善のポイントについて解説します。


なぜ口呼吸が歯並びに悪影響を与えるのか

本来、人は鼻で呼吸するのが自然です。鼻呼吸では舌が上顎に適切に収まり、歯列や顎の骨の発育を正しい方向にサポートします。
一方で、口呼吸になると舌が下がり、上顎が狭くなりやすく、結果として歯が並ぶスペースが不足します。これが出っ歯や叢生(歯が重なり合う状態)などの歯並び不良につながります。


口呼吸がもたらすその他のリスク

  • 虫歯や歯周病になりやすい:口が乾燥し、唾液の自浄作用が働きにくくなる
  • 口臭の原因:細菌が増殖しやすい環境をつくる
  • 全身への影響:酸素の取り込み効率が低下し、集中力や睡眠の質が下がる

子どもの口呼吸チェックポイント

  • いつも口が開いている
  • 就寝時にいびきをかく
  • 朝起きると口が乾いている
  • 食事中にクチャクチャ音を立てる

これらが複数当てはまる場合は、口呼吸の可能性が高いです。


改善のためにできること

  • 鼻づまりの原因を取り除く:耳鼻科と連携して治療を行う
  • 舌のトレーニング:舌を上顎に正しくつける練習を取り入れる
  • マウステープや口腔筋機能訓練:就寝時の習慣改善や筋力トレーニングを活用
  • 歯科での早期介入:歯列矯正や顎の成長をサポートする装置を検討

まとめ

口呼吸は歯並びだけでなく、口腔や全身の健康に大きな影響を与える習慣です。お子さんの何気ない「口の開き」に気づくことが、将来の矯正や健康を守る第一歩になります。気になる症状があれば、ぜひ歯科にご相談ください。

良かったら参考にしてみて下さい。

 

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